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コックと泥棒、その妻と愛人 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 コックと泥棒、その妻と愛人
製作国仏,英,オランダ
上映時間124分
劇場公開日 1990-08-04
ジャンルドラマ,コメディ,犯罪もの,グルメもの
レビュー情報
《ネタバレ》 本作はグリナーウェイの最高傑作だと思います。 まるで舞台劇を見せている様な平行移動するカメラ、ボーイソプラノの歌声、腐る肉と悪臭、早くも本作にはグリナーウェイ的な要素がすべてぶち込まれています。実は全然予備知識を持たずにこの映画を観てしまったので、観終わってあまりの凄まじい映像体験に呆然とさせられました。「食欲」と「性欲」、「悪徳」と「無垢」、この世にあるものはシメントリーに分けて対比することがグリナーウェイの映像表現の基本みたいですが、この映画ぐらい悪趣味になると「美」を感じさせられます。そして特筆すべきはヘレン・ミレンの役作りで、あの熟れきった裸身はきっと本作のために逆シェイプアップ(?)したのでしょうね。腐った食肉が詰まったトラックの荷台に隠れるシーンは、豚の頭と一緒に撮られても違和感が全然ないところが恐ろしい。出来れば、ラストは「特別料理」を旦那と一緒に食して欲しかったところです。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2010-06-23 22:12:39)
その他情報
作品のレビュー数 49件
作品の平均点 6.37点
作品の点数分布
024.08%
136.12%
224.08%
324.08%
412.04%
51020.41%
624.08%
7612.24%
8510.20%
9918.37%
10714.29%
作品の標準偏差 2.94
このレビューの偏差値 54.20
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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