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下宿人(1926) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 下宿人(1926)
製作国
上映時間80分
ジャンルサスペンス,サイレント,モノクロ映画,犯罪もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 主人公が初めて下宿屋を訪れてくるシーンは、その不気味さではけっこう有名なカットで今ではいろんなホラーもの記事で使われているの見覚えがある方も多いはず。それだけでも初期のヒッチコックがけっこう映像派だったことが理解できますが、サスペンスの盛り上げ方もなかなかのものかなと思います。“復讐者”と名乗る切り裂きジャックを彷彿させる殺人犯については単なる狂言回しだったというわけですが、そこが早めにわかってしまえばこの映画のサスペンスが台無しになってしまうわけで、そこはさすがヒッチコックだけあってよく判っておいでです。私の眼には、主人公の容貌が内村光良にしか見えなかったのがちょっと難点でしたが(笑)。 あと気が付いたのは主人公が群衆に追いかけられるところなんかはフリッツ・ラングの『M』にかなり似ているなということです。もちろん本作の方が先ですが、ヒッチコックはあのラングにも影響を与えていたのかと思うと、彼の偉大さを改めて認識する次第です。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-10-30 23:57:35)
その他情報
作品のレビュー数 12件
作品の平均点 5.92点
作品の点数分布
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318.33%
4216.67%
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6541.67%
7216.67%
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作品の標準偏差 1.50
このレビューの偏差値 50.37
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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