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月曜日のユカ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 月曜日のユカ
製作国
上映時間94分
ジャンルドラマ,ラブストーリー,コメディ,モノクロ映画,青春もの
レビュー情報
《ネタバレ》 『月曜日のユカ』の加賀まりこは今や伝説となって語り継がれていますが、これほんとヤバいです、加賀まりこのキュートさは。この映画の有名なポスターなんかは知っていましたが、今回初めて“動くユカ”を観てちょっと大げさですけど頭がクラクラしちゃいました。当時の彼女はB・バルドーと比較されていますが、いやー違うバルドーなんて眼じゃない、そう和製G・ホーンじゃないでしょうか。「男とは絶対キスをしない」なんてまるで風俗嬢みたいですけど、後半で明かされるその理由になんか心が痛むんですよね。ユカという娘はどういうオツムの構造してるんだろうと首をひねりたくなりますが、ぜんぜん悪女ではないというところもミソです。 トリュフォーやゴダールに『狂った果実』を絶賛された中平康が、「俺がヌーベル・ヴァーグを撮ったらこうなるんじゃ!」と啖呵を切っているのが眼に浮かぶ様なスタイリッシュな映像。チャップリンというか吉本新喜劇風のコマ送りコントまで登場しますが、トリュフォーの『ピアニストを撃て』を思い出してしまいニヤリとさせられました。圧巻だったのは中尾彬とユカが会話するシーン、ユカの表情だけを4分15秒の長回しで映し続けるのですよ。 黛敏郎の妙に耳に残る音楽もツボでした。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-05-09 22:36:47)
その他情報
作品のレビュー数 16件
作品の平均点 6.69点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.53
このレビューの偏差値 55.61
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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