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カンパニー・マン のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 カンパニー・マン
製作国
上映時間95分
ジャンルサスペンス,SF,スパイもの
レビュー情報
《ネタバレ》 みんなヴィンチェンゾ・ナタリの『CUBE』に続く第二作と聞けば、そりゃ期待しちゃうよね。序盤から不条理臭がプンプンの怪しい展開で、だいたいからして、デジコープ社とサンウエイズ社が何を生業としている企業なのかはさっぱり判らん。シェイビング・クリームやらチーズといったありふれたというかしょうもない商品がテーマのカンファレンスのために産業スパイを送り込むところからして、ジョークというかまさに不条理極まりない。カンファレンスの聴衆を『時計じかけのオレンジ』でアレックスに使われたような装置で一斉に洗脳するところなんかは、もうシュールすぎでしょ。デジコープから送り込まれた主人公がサンウエイズに見抜かれて二重スパイみたいな感じになってくると、もう彼がどっちの側として行動しているのか非常に判りにくくなってくるし、そこにルーシー・リューの組織(?)が絡んでくるのでもう“トリプルクロス”状態です。オチについては確かに意外性はあったけど、まさかこのストーリーが『ミッション・インポッシブル』まがいの展開になるとは悪い意味でサプライズでした。 こんだけ世間の期待を集めたのに、全米ではなんと劇場未公開のビデオスルーだったというのは、なんとなく納得できます。『CUBE』以降現在に至るまでヴィンチェンゾ・ナタリの作品は微妙な出来のものばかりでヒットもしない。やっぱこの人も一発屋だったんでしょうかね。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-07-29 22:41:23)
その他情報
作品のレビュー数 112件
作品の平均点 5.80点
作品の点数分布
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221.79%
365.36%
41513.39%
52623.21%
62118.75%
72522.32%
81614.29%
910.89%
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作品の標準偏差 1.54
このレビューの偏差値 42.40
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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