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黒線地帯 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 黒線地帯
製作国
上映時間80分
ジャンルアクション,サスペンス,シリーズもの,モノクロ映画
レビュー情報
新東宝のいわゆるライン・シリーズの中では、『黄線地帯』ほどのインパクトはないけどそれでもかなりテンポも良くて一般受けしただろうなと思います。考えてみると、三原葉子は天知茂と組むといい味が出るんですよね。これは石井輝男の脚本の功績であるのは間違いないです。この映画でも、天知茂が演じるトップ屋の軽妙で歯切れの啖呵は、聞いていて実に愉しいです。でも所々で急に天知の喋りが畏まった説明セリフになるところがあり、そこら辺は石井だけじゃなくて宮川一郎も脚本に参加していたからなのでしょうか。中盤にあるバーのシークエンスでは、言葉が喋れないホステスやモロにオカマと判るホステスが出てくるという不思議な空間で、いかにも石井輝男ワールドといった感じがして面白かったです。またカメラにもけっこう力が入っていて、新東宝にしては珍しく陰影のはっきりした画で登場人物のアップを撮っていて、石井輝男という人はけっこう画作りに拘った面も有ったんだなと再認識させられました。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-06-26 22:11:00)
その他情報
作品のレビュー数 3件
作品の平均点 5.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.63
このレビューの偏差値 50.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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