Menu
 > 作品
 > ユ行
 > ゆすり(1929)
 > S&Sさんのレビュー
ゆすり(1929) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ゆすり(1929)
製作国
上映時間85分
ジャンルドラマ,サスペンス,モノクロ映画,犯罪もの,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 これがヒッチコック初のトーキー作品なんですか。あとから音入れをした(というか最初はサイレント映画として撮った)ということですが、確かに冒頭のシークエンス辺りは、これはサイレント映画なのかなといった画面展開のような感じがします。でもトーキー映画としてはまだ未熟な部分があるかもしれませんが、サイレント映画としてはこのジャンルとしては最高点に到達したといえる超絶的な技巧で、そのままトーキー移行できたのも当然という仕上がりだと思います。ストーリーテリングも完全にヒッチコック印で、単なるハッピーエンドで終わらないところも、後年の甘いロマンチックな作風のサスペンスよりシビアなところがあって興味深いです。ラストでまた出てくるちょっと不気味な道化の絵が、原罪を犯してしまったヒロインをあざ笑っているみたいです。 どうも今まで撮られたことはなかったみたいですが、現代の視点でリメイクして欲しいかなと思う次第です。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-10-31 23:41:26)
その他情報
作品のレビュー数 11件
作品の平均点 5.64点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
3327.27%
419.09%
5218.18%
600.00%
7218.18%
8218.18%
919.09%
1000.00%
作品の標準偏差 2.14
このレビューの偏差値 52.97
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ゆすり(1929)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS