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野火(1959) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 野火(1959)
製作国
上映時間105分
ジャンルドラマ,戦争もの,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 これが現実だったんでしょうけど、日本兵たちの汚れっぷりは凄いもんですね。みんなひげ面で軍服だったとは想像もつかないようなぼろ布を身にまとい靴はボロボロ。最近の太平洋戦争をテーマにした邦画が観るに値しない大きな理由は、俳優たちをここまで汚くさせないところでしょう。船越英二なんか、もちろん役作りには力を入れたんでしょうけど、ひげ面に目ばかりギョロギョロさせていて真に迫っています。この映画はその船越英二演じる田村一等兵の彷徨を描いたロードムービーみたいなものです。教会のある村で出くわしたフィリピン人女性をいきなり射殺するエピソードなんかは唐突過ぎる気もしますが、その他の彼が出くわす人々や戦闘も、まるで田村一等兵が死ぬまでに見た幻想のように観ることもできるでしょう。ということもあって、人肉食というショッキングなテーマもちょっと薄らいでいる気もします。まあそこら辺が市川崑らしいとも言えますけど。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-04-14 22:32:30)
その他情報
作品のレビュー数 16件
作品の平均点 7.06点
作品の点数分布
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6425.00%
7637.50%
8425.00%
900.00%
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作品の標準偏差 1.14
このレビューの偏差値 41.88
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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