Menu
 > 作品
 > キ行
 > 吸血鬼ドラキュラ
 > S&Sさんのレビュー
吸血鬼ドラキュラ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 吸血鬼ドラキュラ
製作国
上映時間81分
ジャンルホラー,シリーズもの,小説の映画化,モンスター映画
レビュー情報
《ネタバレ》 40年以上前に初めてTV放映で観たときは怖さに震え上がったものでしたが、“現実世界にはドラキュラより恐ろしいものが沢山ある”という分別と経験を積んだ現在の眼で鑑賞するとどんな感じなんでしょうか。 これが思っていた以上に色あせていないんですよ、この映画は。良く観ると独自の脚色がありますね。まずジョナサン・ハーカーが吸血鬼ハンターの一員としてドラキュラ城に単身乗り込んでくることで、しかも序盤であっさりドラキュラの餌食になってしまい、そして婚約者までも同じ運命に。舞台設定もロンドンがオーストリアかドイツの某都市に変わっていますし、ヴァン・ヘルシングの解説では「ドラキュラがコウモリや狼に変身するという話はウソ」と言うことになってこれも原作と違っています。船で英仏海峡を渡るシーンや変身の特殊メイクが必要無くなるので、まあこれは予算節約ということでしょう。その分展開がとてもスピィーディーで、ヒーローとヒロインがいなくなった分、ドラキュラとヴァン・ヘルシングのガチンコ対決のキレ味が鋭くなっていると言えます。 “吸血行為はセックスのメタファーである”と言うのは定説ですけど、クリストファー・リーのドラキュラはその品格と発するフェロモンでこの説を雄弁に証明してくれています。また吸われる女優たちが色っぽく、ほんとハマー映画の熟女優たちはレベルが高いですね。 やはり本作がハマー・フィルムの最高傑作なんだと思います。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-01-26 18:02:24)
その他情報
作品のレビュー数 17件
作品の平均点 6.35点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
315.88%
400.00%
5529.41%
6317.65%
7317.65%
8423.53%
915.88%
1000.00%
作品の標準偏差 1.53
このレビューの偏差値 57.02
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
吸血鬼ドラキュラのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS