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クラッシュ(1996) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 クラッシュ(1996)
製作国カナダ,英
上映時間101分
劇場公開日 1997-01-25
ジャンルドラマ,サスペンス,小説の映画化,エロティック
レビュー情報
私の中では「変態と言えばこの人!」という位置づけなのがジェームズ・スペイダー、その本領を遺憾なく発揮しているのが本作と『セクレタリー』と言えるでしょう。でも本作はスペイダーだけでなく出てくるキャラが全員変態というところが『セクレタリー』とは大きな違いです。だいたいからして、J・G・バラードの原作自体が原稿を持ち込んだ出版社から出版拒否を喰らったぐらいの代物で、それを映画化してカンヌ映画祭で上映したら賛否両論が巻き起こり物議をかもしたというのはある意味当然の成り行き、それにしてもこの映画に“賛”を与えた人がいたってのが信じられない。 ほとんどポルノ映画と間違われそうなほど露骨な描写に加えてさっぱり理解不能な登場人物たちの行動、これはもうどこを褒めたらいいんでしょうかね。バラードはニューウェーブSFの旗手として評価されていますが、このストーリーのどこにSF要素があるというんでしょうかね?車社会の現代を機械文明の行き着いた荒野として呪詛したいのは感じ取れますが、自動車の事故(クラッシュ)がどうやったら性行為と結びついてゆくのかは凡人の理解を超越しています。これはもう、ハッパできまった脳内妄想を映像化しただけの代物、としか言いようがないストーリーでした。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 3点(2023-09-02 23:15:39)
その他情報
作品のレビュー数 58件
作品の平均点 4.03点
作品の点数分布
035.17%
146.90%
2915.52%
31118.97%
4610.34%
51017.24%
6712.07%
746.90%
823.45%
911.72%
1011.72%
作品の標準偏差 2.27
このレビューの偏差値 47.99
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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