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《ネタバレ》 世界の帆船マニアの皆さまお待たせしましたー、ここまでリアルな帆船映画が21世紀に観れるなんて感無量です。とは言うものの私自身は帆船のことには素人なのですが、船内の雰囲気や当時のロイヤル・ネイビーの習慣(シルクハットを被った船員がいたり、艦長が部下に呼び掛けるときに「ミスター」を使っているなど)が良く判りとても新鮮でした。当然CGは使っていますが見たところ最小限で、サプライズ号やアケロン号は実物を製作したみたいでやっぱ本物の迫力は違いますね。不思議なのはピーター・ウィアーがなんでこういう題材を選んだのかということですが、この人コスプレアクションでもこなしてしまう器用な監督なんだなと見直しました。艦長と軍医の関係は明らかに現代的な解釈で、ああいう人間関係が当時の軍艦内で存在したとは考えにくいですが、軍医のキャラ造形やガラパゴス島のエピソードにはウィアーらしさが見れますね。考えてみれば画面に女性が映るのはどこかの島に補給で寄港したシーンに数秒あるだけ、なんとも男くさい映画でした。
【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-12-20 01:42:36)
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