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バニー・レークは行方不明 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 バニー・レークは行方不明
製作国
上映時間107分
劇場公開日 1966-07-09
ジャンルサスペンス,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 いかにも英国ミステリーらしさがあふれる一篇で、監督はハリウッドの異端児オットー・プレミンジャーだけど英国映画なんです。このプロットの映画は本作の前にも後にも幾つか撮られていて自分も何本か観たことがありますが(たとえば『フライト・プラン』とか)、この映画がやっぱりいちばん面白かったんじゃないかな。まず消えた女の子バニーを事件が起こる前に観客に見せないのが上手い。これが俗に言う「実存的不安」をかき立てる良い効果を出しています。いかにも変態っぽい家主のノエル・カワードや保育園の女主人マーティタ・ハントといった怪しげな登場人物たちがまたいい味出しているんですが、この人たちは伏線なのかと思いきや単なる賑やかし屋だったのはもったいない。でもキャロル・リンレーの不安げで神経症気味な演技は良かったと思います、サディスト監督の異名を持つプレミンジャーのことだから、そうとう彼女を追いつめる演出をしたんだろうな。大ネタばれになるのであまり詳しく書けないけど、終盤の彼女の演技というか脚本構成が実に巧みなのでぜひご覧あれ。 でもバニーの父親は実はあの人じゃないかというモヤモヤがどうしても残るんですけど…
S&Sさん [DVD(字幕)] 8点(2015-09-18 23:37:07)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 26件
作品の平均点 7.46点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.08
このレビューの偏差値 54.60
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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