Menu
 > 作品
 > コ行
 > 絞殺魔
 > S&Sさんのレビュー
絞殺魔 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 絞殺魔
製作国
上映時間119分
劇場公開日 1968-12-17
ジャンルサスペンス,犯罪もの,ミステリー,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 リチャード・フライシャーの実録犯罪もの映画は本作と『10番街の殺人』の二本だが、どちらも怖い。職人監督としてあらゆるジャンルを手掛けた彼だけど、実は犯罪ものがいちばん得意だったんじゃないかな。 前半はスプリット・スクリーンを多用(乱用とも言える)して斬新な撮り方をしていますが、正直あまり効果があったとは思えません。ところが上映時間のほぼ半分あたりでやっとトニー・カーチスが登場してからはスプリット・スクリーンは使われなくなります。そしてヘンリー・フォンダの尋問が始まると前半の小細工感が満載だった撮り方はどこかに吹っ飛んでしまいます。とくにラスト20分、長回しを多用してトニー・カーチスに密着してゆき、カーチスもそれに応えるように彼の生涯一の演技で観る者を引きつけてしまいます。 実際の事件と比べると経過も単純化されアルバート・デサルヴォのことも家庭的な人間として若干美化していますが、事件を再構築して映画化するにはデサルヴォが二重人格だったというのは合理的で最良の脚本だったんじゃないでしょうか。
S&Sさん [DVD(字幕)] 7点(2015-08-28 20:49:09)
その他情報
作品のレビュー数 11件
作品の平均点 6.00点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
219.09%
300.00%
400.00%
5218.18%
6436.36%
7218.18%
8218.18%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.60
このレビューの偏差値 53.93
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
絞殺魔のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS