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初春狸御殿 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 初春狸御殿
製作国
上映時間84分
劇場公開日 1959-12-27
ジャンルコメディ,ファンタジー,時代劇,ミュージカル,シリーズもの,動物もの
レビュー情報
《ネタバレ》 いわゆる「狸もの」と呼ばれるジャンルがかつて邦画で隆盛を極めたということは知っていましたが、今回その「狸もの」を初鑑賞させて頂きました。監督の木村恵吾という人は「狸もの」の創案者で戦前から「狸もの」を撮っていて、本作がシリーズ初のカラー作品なんだそうです。 もう何本も撮られてきたので観客には周知している様なお約束ごとがあるみたいで、マキノ正博の『鴛鴦歌合戦』のような奔放な荒唐無稽さとは違った様式化された破天荒さが感じられます。なんせ何かあるたびに「さあ、狸祭りだ」と豪華絢爛な民謡ショーになっちゃうんですからね。それにしても、高倉健もそうでしたけど昔の映画スターの歌唱力はハイレベルですよね、でも鴈治郎の歌だけは放送事故級のひどさでしたけど(笑)。なぜか勝新が出てくると必ず登場するカッパ娘、実ははじめは自分にはカッパだと判らなかったのですが(だって頭にお皿が載ってないもん)、この二人のゆるーい踊りにはツボを刺激されました。 雷蔵と若尾文子の絡みも衣装を換えまくって見せてくれ豪華絢爛の一語です。エアー羽子板やらいろいろ優雅な舞いを見せてくれて、さすが雷蔵・若尾コンビです。でも梨園出身の雷蔵に言わせると、若尾の踊りは「なんかデンマーク体操やってるみたい」なんだそうです(笑)。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-01-19 20:14:59)
その他情報
作品のレビュー数 11件
作品の平均点 6.18点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.19
このレビューの偏差値 55.76
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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