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《ネタバレ》 ストーリーは使い古されたケースなんです。
証拠が残っていないか気になって現場に戻るというラストは「指輪の爪あと」や「パイルD-3の壁」などで使われているんです。 でも、今回のエピソードで、ひと捻りあるのは、コロンボと犯人のやりとりではないかと思うんです。 犯人「人殺しと二人きりで危険を感じないかね」 コロンボ「ちっとも。あなたはそんなに怖い人じゃありません」 コロンボ、ラジオをつけると、犯人の歌が流れる。 中略。 コロンボ「これほどの歌が歌える人に悪い人はいませんよ」 このやりとりはコロンボと犯人のやりとりではなく、犯人役はカントリー歌手の大御所、ジョニー・キャッシュ自身に戻っているというのがミソになっています。 だからアメリカの視聴者にとっては、このオチは日本では知名度が低いジョニー・キャッシュに、より感情移入できるのではないでしょうか。 これがもし演歌歌手の大御所、北島三郎で コロンボが「これほどの歌が歌える人に悪い人はいませんよ」 となったら、日本人の視聴者が受ける印象も変わっていたのかもしれません。 【クロエ】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2020-09-29 02:02:29)
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