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《ネタバレ》 ネコ好き、バイオレンスが嫌いな人は見ない方が賢明でしょう。アニメっぽいが、名シーンがいっぱいある好きな映画の一つです。炎のような銃撃戦でのウィレムデフォーの絶叫、便器ダイブ、法廷での台詞、アイロンで止血のとことか…。ウィレムデフォーが最高なのは言うまでもありません。話としては、細かい荒さはあるけれど、脚本はなかなか良いと思います。キャラクターの個性、台詞、構成などが特に。個人的には、凡才で間抜けな警官が、最後の最後で見事な推理をやってのけた(一人で6丁の銃を持ってたら?)という所がマニアックに好き。ウィレムデフォーが推理する時に、過去の映像に彼が推理をしながら現れるといった演出も良い。クラシック音楽に身を任せて推理していくのとかも。個人的には、ロッコのアホで人間味溢れるキャラは大好きだが(乳揉んでるとこと、泥棒マスクのとこが特に)、善良なバーテンやネコまで殺してしまう箇所は、無いほうが楽しめたかなあ。証拠残さずに操作のかく乱するのは、もっと他の方法があるかもしれないし、死ぬ理由はマフィアの運び屋と下っ端殺しで十分でしょう。(ファニーファニーの名シーンはなくなるが)観客にラストの法廷まで、”殺し”に対する罪悪感を忘れさせ没頭させて、静かにあの賛否両論のインタビューが流れるとなってたら、評価は格段に上がったかもしれない。あの親子の繋がりも、もっと描いて欲しかった。それにしても、処刑人2は、あと何年かかるのだろうか…。
【Nujabest】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2009-02-01 05:02:04)
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