Menu
 > 作品
 > キ行
 > キング・コング(2005)
 > だみおさんのレビュー
キング・コング(2005) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 キング・コング(2005)
製作国ニュージーランド,米
上映時間188分
劇場公開日 2005-12-17
ジャンルSF,アドベンチャー,ファンタジー,パニックもの,特撮もの,リメイク,モンスター映画
レビュー情報
《ネタバレ》 今どき超巨大ゴリラの映画なんか・・・と思っていたから、目当ては昔の摩天楼を見ることと、ジャック・ブラックをどう起用するのかという興味だけで、それ以外は一切の期待をしてなかったのが良かったんでしょうか。劇場の大スクリーンで観たんですが、ツボにはまりました。『タイタニック』のあと、なかなか感動できる映画に出会えないと思っていた不満を、この映画が満足させてくれるとは思ってもいませんでした。『21グラム』や『ザ・リング』では何とも思わなかったナオミ・ワッツにこの映画で見とれもしました。路頭に迷うことになった女芸人と、窮地に立たされた映画作家が、どう道を切り開いていくかという話しに始まるのもとても気に入りました。コングはCGの巨大ゴリラに「Beautiful」の魂を吹き込めただけで大拍手です。コングがもともと一匹じゃなくて連れと生活してたことが分かる骨の映像も、野獣の孤独を演出していて好きです。『ロード・オフ・ザ・リング』の一作目のつまらなさに続きを観る気にもなれなかったのを、観てみようかと考え直せたのは、この『キングコング』に触れたからでした。ラストのコングの死んだ目、反射のないテクスチャに変わるだけかもしれないけど、唸りました。 【11.9.12追記】ようやくオリジナルを見たんですが、オリジナルのデナムとドリスコルの方が良いです。デナムの最後のセリフはオリジナルでは無理を感じないし、ドリスコルをなぜナヨっちいキャラに変えたんでしょ? 「女なんて邪魔!」ってムードの船乗りのままで恋させて欲しかったなぁ。そうでなくても帰国後の劇場でのウジウジしたところは、あまり好感持てません(あのシーンは流れを断ち切ってると思うし)。本作のドリスコルはアンを救い出しはするものの何故か頼もしさや存在感がない。代わりにオリジナルにはないバクスターという男優キャラがスカル島で「現実のヒーローはビール腹で・・・」って、ああいうセリフ言ってくれるキャラの方が立ってる。アンとドリスコルがサヤに納まるラストが同じなら、冒頭の不況背景やジミー少年を加えて長尺にするよりも、ドリスコルのキャラをもっと練って欲しかったなー。けどコングはオリジナルより好きなので10点のままで。
だみおさん [映画館(字幕)] 10点(2010-01-06 20:58:40)
その他情報
作品のレビュー数 235件
作品の平均点 6.93点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
252.13%
372.98%
493.83%
53012.77%
63715.74%
75222.13%
84418.72%
93615.32%
10156.38%
作品の標準偏差 1.84
このレビューの偏差値 59.05
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
キング・コング(2005)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS