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スターシップ・トゥルーパーズ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 スターシップ・トゥルーパーズ
製作国
上映時間128分
劇場公開日 1998-05-02
ジャンルアクション,サスペンス,SF,アドベンチャー,戦争もの,シリーズもの,小説の映画化,モンスター映画,バイオレンス
レビュー情報
《ネタバレ》 きちんと感じさせたり考えさせたりするような作りがどこにもない。スゴく薄っぺらくて軽い。ここまで軽すぎると、皮肉な内容も味がなく、広報に乗せられる人間たちは超おバカなだけにしか思えない。虫の大群に迫力があったので、そこそこ楽しめた。 【2012/3/19追記】原作読んでないけど、ちょっと調べてみたところ、多分、この映画はもっといろんな国籍の人出すべきだったんじゃないかな? あとハインラインの原作に流れる思想をきちんと反映させるなら「市民権要らない、戦うなんてやだね」といった人たちのマイナスな側面をしっかり描写する必要があったと思うんだけど、多分、これは監督の意思とか以前の問題で、この物語を映画化しようなんて企画が挙がった時点で、思想的な部分はうやむやにして巨大虫とのスペクタクルを見せることしか考えてなかったと思います。「自分の生活する社会は自分たちの力で守る」と言えば理にかなっているしカッコよくもあるけれど、世界を市場としたハリウッド映画で、そういうことを真面目にのたまう映画を作ったらどんな反響が起こるか・・・もともとが問題作で、2時間枠でとうてい人々を説得感動させて黙らせられる類の内容ではないし、もう、虫とドンチャンやるおバカ映画にするしか企画の進めようがないとも思えます。そのへん、真面目に作る気のなかったことは、アイアンサイド以外のあまりにクダラナイ出演者たちの顔ぶれが物語っています(原作のプロパガンダに真面目に付き合う勇気のある有名俳優がいただろうか?)。それならそれでも、せめて多国籍なムードくらい作ってくれたら、も少し人間群像の絵的にも楽しめたんじゃないかと思えます。こんな政治的問題原作を真面目に監督したい人どれだけいたかな? 映画がどう反応されようが、よその国の人間に監督させれば都合いいし、バーホーベンは虫と戦う映画企画が実現できるなら原作が何であれ飛びつきたかっただけなんじゃ。そんな感じの出来上がりです。本作含め興行コケまくりで今じゃお呼びもかからない監督ですもんね。点数は虫の特撮だけに。
だみおさん [映画館(字幕)] 5点(2011-06-08 21:03:14)
その他情報
作品のレビュー数 337件
作品の平均点 6.66点
作品の点数分布
072.08%
161.78%
2102.97%
3133.86%
4144.15%
5329.50%
65215.43%
77421.96%
85716.91%
94112.17%
10319.20%
作品の標準偏差 2.30
このレビューの偏差値 46.86
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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