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アマデウス ディレクターズカット のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 アマデウス ディレクターズカット
製作国
上映時間180分
劇場公開日 2002-09-07
ジャンルドラマ,ミステリー,音楽もの,伝記もの,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 学生時代、自分はどちらかというと持っている能力を妬まれる側の人間でした。そんな時期に劇場公開を観たときには、とくに誰に感情移入もなく、レクイエムの依頼のシーンと病棟の廊下を車椅子で移動するサリエリの笑い顔のラスト以外、なにも印象に残していませんでした。社会に出て足引っ張りに辛酸をなめたり、どん底生活の中で他人をはじめて妬んだり、そんな体験もしたあとに、このたび初めてディレクターズカットを鑑賞してみたところ、いやぁ予想しなかった面白さでした。まぁ自分の場合さして秀でた能力があるでもなし、こんなところで油売ってる暇もある凡人ですから、サリエリの持つ不公平感も理解が出来ることごとも経験しましたし、モーツァルトにもサリエリにも同情してしまう感じでした。どちらもそれぞれに苦しんだのだなぁと・・・。そして学生時代にはさっぱり覚えていなかったモーツァルトの最後のセリフは泣けそうなものがありました。よく考えてみると複雑な気分になります。双方、お互いの存在によって苦しんだのだけど、モーツァルトは自分を嫌っていると思っていた人間が実はそうではなく協力者だったと思って死に、サリエリは惨い不公平を与えた神に復讐を遂げたわけで、結局ふたりとも最後はある意味幸せを感じたのかな??? とも思えてみたり。神を信じ神に仕える者の非力な描きが、ちょっと子気味よかったりした自分はかなり若い頃の純粋さは失ったのだなーと思ったりしました。
だみおさん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-19 23:49:28)
その他情報
作品のレビュー数 143件
作品の平均点 8.26点
作品の点数分布
000.00%
121.40%
210.70%
300.00%
410.70%
532.10%
6149.79%
71812.59%
82920.28%
93423.78%
104128.67%
作品の標準偏差 1.75
このレビューの偏差値 49.16
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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