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ブレードランナー/ディレクターズカット<最終版> のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ブレードランナー/ディレクターズカット<最終版>
製作国米,香
上映時間116分
ジャンルアクション,サスペンス,SF,シリーズもの,犯罪もの,刑事もの,ハードボイルド,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 エレベーターの扉が閉まって、パッとエンドタイトルに切り替わるのは渋くてカッコいいなと思いました。余計な注釈つけないのはエンディングに関しては「これもアリだな」と思えました。【2013/7/31書き換え】時間潰しに劇場版と見比べてみましたが、デッカードが人間なのかレプリなのか怪しいのは、撮影当初から監督の中に設定としてあったんでしょうね。劇場版見てもデッカードの様子はなにか変で、レプリが思い出にこだわることについて反芻する描写は戸惑いのようなものをうっすらと感じさせます。レイチェルが「例のテスト、あなたは受けたことある?」と尋ねるとデッカードは眠っちゃってるという場面は今の自分なら充分「?!」となるところですが、あのゆるーいテンポのなかでボケーと観てるとなかなか難しい気もする。適度に『ツッコミ精神』持ってるタイプじゃないと、映画の流れにただ素直にのっかてると「主人公はレプリ退治の人間でしょ」と当然のように思い込むだけ…と、僕は思っています。で、「もっと気づいてよ」ということでユニコーンの夢シーンが投入されたようですが、なんでレイチェルの質問をはぐらかして眠ったとこではなく、一人でピアノの鍵盤押してる時なのだろう? レプリの記憶について思いを巡らすシーンだからなんでしょうが、夢とは認識しづらいし、「俺の場合はこんな記憶…」という表現ではユニコーン現実じゃないから成立しない。そもそもユニコーンの夢を見ることがレプリ疑惑になるという理屈がよくわからないし、「デッカードはどうなのさ?」に思い及ばない人がユニコーンの夢シーンで気づくのだろうか? 僕は監督の冒頭解説があったから知っただけで、それなしなら意味不明でいたと思います。ただ、思ったことを口にしないで折り紙を折る男が最後に残したメッセージとかぶるから、チキンに意味があるようにユニコーンにどんな意味があるのか気にはなってきます。ユニコーンて人の力で殺すことはできても生け捕りにはできず、たとえ生きたまま捕えても激しい怒りで自殺するんだとか。ユニコーンを捕らえる方法として処女の娘で誘き寄せるというのがあるそうで、処女の懐に抱かれるとおとなしくなるんだそうな。にゃるほど! あのワイルドにレイチェルに迫るシーンもラストも、そういうわけだったのか~! レプリ退治用の獰猛なユニコーンを放ち、処女で誘き寄せておとなしくさせるタイレルの作戦だったわけだ。
だみおさん [DVD(字幕)] 6点(2011-08-30 23:05:37)
その他情報
作品のレビュー数 57件
作品の平均点 7.16点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
211.75%
323.51%
435.26%
523.51%
61322.81%
71017.54%
81221.05%
9610.53%
10814.04%
作品の標準偏差 1.93
このレビューの偏差値 46.88
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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