Menu
 > 作品
 > キ行
 > 鬼畜
 > だみおさんのレビュー
鬼畜 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 鬼畜
製作国
上映時間110分
劇場公開日 1978-10-07
ジャンルドラマ,犯罪もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 高校の頃テレビで見た『疑惑』を借りたかったのに、どの店に行ってもない。それで未見の『鬼畜』をレンタルしてみました。見終わった後、あまりの暗さを追い払うように家族内で「よーっこわぁー?」の真似をして遊びました。この作品を見た後、一番気になったのは、最初に犠牲になる小さな男の子を演じた子役のこと。岩下志麻に無理矢理ご飯を口に押し込まれるシーンがありますが、あの小さな子に「これはお芝居」とか判断できる知力はまだ無かったはず。あんなことをされた体験は、あの子の記憶にどのように跡を残しているだろうか、それはあの子のその後の性格形成に何か悪影響を及ぼすことは無かっただろうか、という心配をして仕方なかった。あの時の泣き顔は本物のはず。いくら演技のためとはいえ、あのシーンは本物の虐待を見たに等しくて胸が詰まる。物語の内容としては、ラストの少年のセリフの真意が気になります。心底から存在否定した「父ちゃんじゃない」なのか、なんだかんだあっても親なのだからかばいたい「父ちゃんじゃない」なのか、「もうこの父親と一緒に暮らすことは不可能なんだ」と確信しているがため自分自身に言い聞かせる「父ちゃんじゃない」なのか、いろいろ入り交じってのものか、まぁあのくらいの年齢にそれをうまく演技しろというのは無理な話でしょうが、大人でも原作読まず台本渡されただけだった場合、あのラストのセリフの言い表し方は役者によっていろいろな解釈と表現がありそうですね。天才子役でリメイクされたら涙するかも。
だみおさん [DVD(邦画)] 5点(2010-11-22 00:22:11)
その他情報
作品のレビュー数 62件
作品の平均点 7.31点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
411.61%
546.45%
6914.52%
72337.10%
81524.19%
969.68%
1046.45%
作品の標準偏差 1.29
このレビューの偏差値 36.14
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
鬼畜のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS