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《ネタバレ》 地上派にて初観賞。ゾンビが出てくる(正確にはゾンビじゃないけど)と聞いていたので感染者が出てきてもがっかり感はなかった(知らなかったら絶対した;)陽が沈んだ後の世界の無気味さ。暗闇の廃虚内と立っているだけの異形の存在は本当に恐ろしかった。主人公の孤独と他の人間に会えても素直に喜べない複雑さが、すごく伝わってきて胸が痛かった。あんなに体温、心拍数高いんじゃ感染者の寿命は10年程ではないか?生殖能力はないだろうから、上手く隠れてれば感染者は絶滅する。血清は新たな感染者を生まない為の予防薬。と観賞しながら思ってたら感染者に対して「救えるんだ!」の言葉。あんな細胞変化を遂げてるのに元に戻れるかな?効いたとしても脳や身体機能に障害は残るのではないか?多くの方のご指摘どおり、前半と後半のストーリー展開の落差に「?」となる。このレビューで結末が差し替えられたと知って納得。銃や医療器具の出てくるハリウッド映画は、武器製造会社や製薬企業が協力している可能性が高いので、この映画もそこからクレームがきたのだろうな~銃は「怪物を倒す正義の道具」じゃないと都合が悪い訳だ。「心」のあるものを「撃つ」のでは困るのよね。ここに「ハリウッド映画が駄目になった」構図を感じる。北野武がハリウッドで映画撮っている時「映画のえの字も分からないような奴らがずっと監視してて口出ししてくる。まともに映画が撮れねえんだよ」とぼやいていた。この映画も、映画に愛情のない企業の宣伝CMぐらいにしか思ってない人達にレベル下げられた可哀想な映画な気がする;そういう裏事情にも胸が痛くなる映画でござった;ウィル・スミスは演技力あると思うんだけど、脚本に恵まれてないかも?(差し替えられるから?;)ヨーロッパ系の映画に出てみてもいいんじゃないかな~?おもしろいかも、とちょっと思った。
【果月】さん [地上波(吹替)] 5点(2010-04-20 08:50:00)
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