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初観賞した時は「下品な映画」と思った。その後、監督の、反米体質でくだらないものを堂々とさらけだして皮肉る主旨を知り、下品さは確信犯だったと気付く。この作品は男尊女卑社会の低俗さを皮肉った作品と解釈しました。しょせん世界は男が支配している。女をモノ扱いして性欲の対象としか見ないくだらん男。登場するのもそんな奴らばかり。何ももたない女は彼等の手の平でもて遊ばれるだけ。ノエミとクリスタルの対決は、結局男が作った仕組みの中での事。最近の日本の●KBメンバーの投票システムみたいなもの。女同士を争わせて外から楽しむ支配者の男達。が、賢い女はそれに気付く。「女同士争うなんてバカみたい。そんな価値のある成功(男)かしら?」だからノエミもクリスタルもドロドロ争ったりしない。ノエミは男が作った「争いのシステムとその中にある成功」を「くっだらない」と切って捨て、たくましく歩いていく。かっこ良いではないか。この映画の真っ向からの皮肉を受け取る度量がハリウッドにないのが残念です(あれば、こういう映画作る必要なかったか?)
【果月】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-11-16 14:36:00)
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