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血と骨 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 血と骨
製作国
上映時間144分
劇場公開日 2004-11-06
ジャンルドラマ,犯罪もの,実話もの,小説の映画化,バイオレンス
レビュー情報
たけしの凄みを感じさせる演技。
他キャストも申し分ない演技で、ひとりの恐ろしい男とそれに振り回され続ける人々を充分に表現出来ている。時折目を背けたくなるほど、痛々しいシーンもあり、部分部分で観ればかなり強烈な印象を持った映画ではある。

しかし、観終わってみて頭に残るのは、理不尽なまでのあらゆるもの(金、女など)への暴力描写、それに連鎖する不幸ばかりで、原作未読のためか、一体この映画で監督はいちばん何を言いたかったのかが理解出来なかった。
単に「怪物のような男が存在した」ということか?

在日朝鮮人という重みのあるバックボーンと、
主人公がいかにしてこんな怪物のような人間に至ったか
それらをもっと深く丁寧に描いてくれても良かったのではないだろうか。

逃れられない悲しみは連鎖していくが、登場人物に感情移入出来ず、もう一度鑑賞する気にもなれない原因はそこにあるように思う。

役者陣がかなり体を張った演技をし、映像、音楽ともに素晴らしい出来であるために、凄く惜しいというか勿体ないというか。

おーるさん [DVD(邦画)] 5点(2010-01-02 16:47:05)
その他情報
作品のレビュー数 84件
作品の平均点 5.92点
作品の点数分布
011.19%
122.38%
222.38%
311.19%
444.76%
51922.62%
62023.81%
72529.76%
889.52%
922.38%
1000.00%
作品の標準偏差 1.68
このレビューの偏差値 46.74
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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