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宮廷画家ゴヤは見た のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 宮廷画家ゴヤは見た
製作国米,スペイン
上映時間114分
劇場公開日 2008-10-04
ジャンルドラマ,歴史もの
レビュー情報
《ネタバレ》 ゴヤは一貫して、その時のありのままを描く人だったのですね。

終盤が非常に印象的でした。
ロレンソが死刑台を前に、悔い改めようと(再び神の道へ戻ろうと)しなかったシーンは、様々な解釈が出来ると思います。

そしてラストシーン。
個人的な解釈としては、イネスはゴヤが天使の顔のモチーフとしているように、このシーンでのイネスは「天使」として、ロレンソを神のもとへ手引いて行ったのだと思っています。

ハビエル・バルデムの演技力は相変わらず素晴らしいですが、本作のナタリー・ポートマンの演技、存在感は本当に凄まじいものがありました。

ありきたりな時代モノ映画では全く無く、宗教問題、革命などから生じる社会全体の混乱をしっかりと分かり易く描きつつ、主軸となるのはあくまで濃密な人間ドラマ。
予備知識が全く無くても楽しめるとても質の高い作品だと思います。

おーるさん [DVD(字幕)] 8点(2010-03-31 19:41:44)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 20件
作品の平均点 7.60点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.43
このレビューの偏差値 51.96
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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