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どん底(1957) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 どん底(1957)
製作国
上映時間125分
劇場公開日 1957-09-17
ジャンルドラマ,時代劇,モノクロ映画,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
これは凄まじくドス黒い映画でした。全く救い無し。
好きか嫌いかは別として、強烈に心に残る作品であることは間違いないでしょう。
左卜全の存在が中盤まで唯一の希望なのだが、終盤には結局彼も深入りはしたくないと逃げ出す始末。誰もどん底からは結局抜け出せない。
登場人物は皆過去を懐かしみ、現状に愚痴ばかり言い、未来に何の希望も抱かず、ただ諦めて自堕落な生活をおくっている。
こんな人間達ばかりずっと映されるのに、この映画は目を離させない不思議な力を持っているように思う。底の底で渦巻いている強烈な力。それを見事に表現することに成功している。
映画的な展開はせず台詞のみで物語は進んでいくが、徹底した台詞のリアルさと、役者それぞれの凄まじい演技力で、個人的には物凄く見応えのある作品だと思った。

おーるさん [DVD(字幕)] 9点(2010-02-06 23:43:44)
その他情報
作品のレビュー数 36件
作品の平均点 6.03点
作品の点数分布
038.33%
100.00%
200.00%
325.56%
438.33%
5411.11%
6616.67%
7513.89%
8925.00%
9411.11%
1000.00%
作品の標準偏差 2.47
このレビューの偏差値 54.89
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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