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《ネタバレ》 最初に見た時は柳生や宝蔵院とかわかりませんでしたが、
宮本武蔵が蘇ってその剣をふるうというのが何より魅力的でした。 序盤の魔界衆達が増える場面は少したるいけど、 宝蔵院胤舜が仲間になるあたりからおもしろくなります。 甲賀衆が伊賀の村を襲っている最中、突然あらわれる魔界衆。 生前は煩悩を断とうと苦悩していた宝蔵院胤舜が淫猥な表情で、 甲賀のくのいちを襲い、槍で次々と甲賀衆を薙ぎ払う。 対照的に無表情で無造作に木刀をふるい甲賀衆を叩きつぶす武蔵。 魔界衆の強さと異常さを見せる序盤でもお気に入りの場面です。 中盤また少し中だるみになりますが、細川ガラシャ(佳那晃子)の エロスがそんな気分を吹き飛ばしてくれます(笑)。 いや本当にお美しい…。 柳生但馬守宗矩(若山富三郎)も存在感がありますね。 魔界衆となってからの十兵衛と初見の場面。 手招きも無気味ながら、荒れた部屋に再び何事もなく戻り座る場面も、 魔界衆の異常さや怪しい雰囲気が出ていると思います。 そしてなんといっても城内の殺陣が見どころですね。 縦横無尽に切りまくる、そのキレもさすがですが、 手前に但馬守、奥に細川ガラシャと2箇所同時に殺陣を演じるなど、 なかなかこった見せ方をしています。 そして炎上する城内での戦い、いまならCGですませてしまうのでしょうが、 実際に燃えるセットの中で殺陣を演じていたわけですから、 なんかそれだけでも凄いと思ってしまいます。 ただ柳生十兵衛が連戦連勝という形になってしまうので、 少し強すぎかなという気もします(武蔵を倒しちゃいましたしね)。 【映かったー】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-12-14 11:11:31)
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