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ダウト ~あるカトリック学校で~ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ダウト ~あるカトリック学校で~
製作国
上映時間105分
劇場公開日 2009-03-07
ジャンルドラマ,ミステリー,学園もの,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 最後の濁し方がなんとも言えない。

神父は結局、どうして出て行ったのか。
実際に前歴があったのか、または、事が大きくなってドナルドが傷つかない為か。
ドナルドの嫌なことを忘れさせる為にワインを飲ませたが、ワインを飲ませたという点では真実であり、そこに付け入れられれば敗北が確定すると思ったからか。
はたまた、ドナルドの「性質」を哀れに思い、関係を持ったのか。

あまりにも多くの真実が隠されてる為に、多くの「doubt」が生まれます。

うやむやにした方が良いこともあるし、そうでないこともある。
信仰と猜疑心は相反するもので、疑い、そして嘘を証拠とした時点で、校長は自らの信仰を否定した事になる。
それに、ドナルドの為と言いつつも、彼の「性質」を母から聞いても、なお執拗に追い続け、
あげくに、神父を追放する為だけに神父の口から真実を絞り出そうとする。
仮に神父から罪の告白があっても、それを赦そうという姿勢が無い時点で、信仰を持っていない点を露呈しているが。


隅々まで人物の描写を観ていたつもりだが、結局答えは見つからず、伏線を残したまま。
最後の迫力の口論シーンで真実が明るみに出るかと思えば、そうではなく。
そのことにふつふつと怒りが込み上げてくる部分もあれば、うやむやで良いと思ってる自分もいる。


ある意味、自分の抱いた疑惑に盲目的に確信(信仰)を持った校長は、神よりも自分を信じる現代人の鏡とも言えなくもない。







タックスマン4さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-24 03:28:53)
その他情報
作品のレビュー数 55件
作品の平均点 7.18点
作品の点数分布
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535.45%
61323.64%
72138.18%
81018.18%
959.09%
1035.45%
作品の標準偏差 1.21
このレビューの偏差値 48.75
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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