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オペラ座の怪人(2004) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 オペラ座の怪人(2004)
製作国米,英
上映時間140分
劇場公開日 2005-01-29
ジャンルドラマ,サスペンス,ミュージカル,ロマンス,小説の映画化,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
冒頭のオークションのモノクロからシャングリアが上昇しオペラ座が時代を遡ってカラーに変わる時点で、おおっ!と心臓をわしづかみにされちゃいました。う~ん、良かったです。非常に知名度の高いブロードウェー・ミュージカルが元ネタ、位しか知らないで本作をいきなり観たのですが…。原作や舞台に思い入れがある人はやっぱ違うんでしょうね。ここはセリフでも、ってとこも歌なのがキツイい人も多そう。それにしても、美術に力が入っていて、映像もカメラワークも素晴らしく、ヒロインがファントムの仮面をはずす→シャンデリア落下→オペラ座炎上のシーンなど息もつかせません。劇場で観てたら、鑑賞直後なら満点つけてたかも。…が、鑑賞時点でもファントムがだみ声?なのが気になりました。で、後からよく考えると、「音楽の天使」ファントムがラウルより歌唱力がないのは考え物だし、ちょっとハンサムすぎるのではとか、テーマ曲がホラー映画なみに突然の大音響を奏でるのは少し下品なのでは(何度かビクッとさせられた)とか、地下はあんなにきらびやかでなく、もっと暗く不気味であるべきではとか、欠点ばかりがふつふつと(笑)。ただ、私としては歌いすぎ(笑)でもこの尺でも飽きずに観れたし、映像で見せるという点においては文句の無い映画と思います。ヒロインを演じた女優さんも、歳見ると随分若いようですが、歌も上手だし、ファントムに後ろから抱かれて恍惚となる表情がめちゃくちゃエロいのに、ラウルとのラブシーンは健全で、きちんと演じ分けてるなあ、と感心しました。ちなみに、絶対途中で飽きて部屋を出て行くと思った8歳の娘が、最後まで一緒に観てました。ヒロインが地下にいざなわれるシーンはうっとり、仮面舞踏会のところは「わあ…」と食い入るよう、ファントムが振られる場面(屋上の雪のシーンとラスト)では「かわいそう…」と涙をこぼさんばかりでした。見世物小屋のくだりはちょっと怖かったみたいだけど。ファミリー映画ではないので子供の反応で評価を高くすることもないし、逆に「子供でも楽しめるなんて、暗さが足りなくて少女趣味やん!」と低くすることもありませんが(全部内容が解ってるわけでもないだろうし)、ちょっと面白かったので、ダンスと歌とお姫様を好きな女の子をお持ちの方は、一緒に鑑賞してみることをお試しあれ。
あっかっかさん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2009-05-14 19:01:34)
その他情報
作品のレビュー数 166件
作品の平均点 6.14点
作品の点数分布
010.60%
131.81%
2106.02%
353.01%
4169.64%
52213.25%
62716.27%
73621.69%
82917.47%
995.42%
1084.82%
作品の標準偏差 2.14
このレビューの偏差値 54.07
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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