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僕らはみんな生きている のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 僕らはみんな生きている
製作国
上映時間115分
劇場公開日 1993-03-13
ジャンルアクション,ドラマ,コメディ,漫画の映画化
レビュー情報
コミック版をリアルタイムで読んでいて(スピリッツ読者でした。同誌では盛んに映画の宣伝もしてましたが)、後から本作をTV放映で鑑賞したのですが、かなりがっかりしました。コミックは作画の山本直樹氏の脚色が多分に入っていたようですが、そちらの方が、要らんエロはあるものの、アジアの赴任地で現地女性をおもちゃにする日本人駐在員の描写やら、ODAの皮肉ももっと強く出てたと思います。結末もこの映画版は危機から脱出して「でも僕たち日本人だもんね~」ってな感じのライト過ぎる終わり方。コミックでは助けたはずの中井戸が、“反乱軍が政府になってそちらに取り入れば会社の一発逆転が狙える”と再度狂気じみた社畜ぶりでゲリラの陣地に戻っていき、果たして反乱軍は勝利し、数年後の高橋と中井戸の皮肉な後日談が描かれます。その後日談の中では、勝利したものの現状は何も変わってない、セーナの煩悶もさらりと描かれており、重くなりすぎない程度にちょっと考えさせられる結末でした。山本氏が原作者というわけではないので、同じというわけにはいかないでしょうが、もう少し結末にも、シニカルさを出して欲しかったですね。これでは、調子の良すぎる日本人に、少し嫌悪感さえ感じます。
あっかっかさん [地上波(邦画)] 4点(2009-03-25 13:09:04)
その他情報
作品のレビュー数 29件
作品の平均点 6.69点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.70
このレビューの偏差値 40.74
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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