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春琴抄(1976) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 春琴抄(1976)
製作国
上映時間97分
劇場公開日 1976-12-25
ジャンルドラマ,ラブストーリー,アイドルもの,小説の映画化
レビュー情報
主演映画のほとんどが文芸ものだったことからしても、山口百恵というのはなんかこう別格だったんだろうなあ。歌は下手ではなかったが、演技は決して上手くないし、そもそもいっちゃあ特別美人でもないんだけど、やっぱりオーラみたいなものがあったように思う。本作でもそういうのを感じる人は感じるだろう。が、私はTV放映された当時まだ小学生だったので、モモエちゃんはなんでこんな高慢ちきでいけ好かん女を演じてるんだろう、友和演ずる佐助はなぜこんな女に尽くすのだろう、ああ目まで刺しちゃってえ、と理解に苦しんだものだ。まあこれは元々内容が「マゾヒズムを越えた耽美主義による究極の愛」だもんなあ、子供に理解できなくて当然か。原作は何度も映画化・舞台化されているとのことので、人の心を打つ作品なんだろうが(句読点を省いた文体による実験的作品で、えらい読みにくいとかいうので今後も読むことはないだろうが)、私は今でもこういう「献身モノ」はちょっと肌に合わない気がする。他の俳優で演じられた春琴抄は観ていないので、比べようもないのだが、アイドル映画にしちゃややアレな内容が、きれいに丁寧に撮られていたとは思う。目を閉じた百恵にああきれいと嘆息できる人、原作というかこのストーリーが理解できる人には満足できる作品だろう。
あっかっかさん [地上波(邦画)] 6点(2009-03-14 18:50:15)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 6.25点
作品の点数分布
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6337.50%
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作品の標準偏差 1.30
このレビューの偏差値 48.52
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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