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《ネタバレ》 原作派の私はこのハリウッド・リメイクのほうが好き。(日本版)映画の方のリメイクなので、原作はこの映画を作るにあたって考慮されていないと思われるにもかかわらず、である。貞子は元々薄幸の美少女なのに、完全に化け物にしてしまった(日本版)映画にはかなり不満があった。サマラには不気味さもあるが、(原作とは違うが)幽閉された悲惨な過去を持ち、美少女を使っているので、イメージ的にはかえってこちらが近かった。また、恐怖のビデオも「日本版のほうが原作に近い」と言う人も多いが、何せはしょりすぎており、すごく不満だったので、原作ほどの長さがあって、シュールな感じにまとめてあるこちらの方が良かった。あとは何と言っても主演の演技!松嶋菜々子はこの役では大根振りがかなり気になったので、これもナオミさんに軍配。それから高山竜司。超能力者という設定は日本版のほうが原作に忠実なのだが、真田広之のキャラのためか、主人公の前夫という設定のためか、超能力者である必然性が中途半端で、妙に浮いてしまった。ハリウット版はこの「超能力者」という設定をばっさり切って主人公の前夫ノアを凡人にしたため、脇役に徹っして無理がなかった。色々な面で、日本版で感じた不満が、案外にこのハリウッド版で払拭されたので、日本版よりは高い評価。
【あっかっか】さん [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 6点(2008-12-18 13:58:15)
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