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《ネタバレ》 アルツハイマー治療薬の実験動物が何でサメやねん、という根本的なツッコミはありますが、相当面白かったです。サメの獰猛さはかなりのもので、怖い怖い。まあ、知能を持ったサメという設定はあんまり生きてないんだけど。あの棟みたいなところを登っていくシーンの緊迫感は最高。下から迫り来る水、その水面を旋回するサメの背びれ、上から落ちてくる火の粉、中間の抜け道に全てを託すも途中で折れてしまう梯子。すごくハラハラしました。ストーリーも、生き残るのはカーターとヒロインで、最後にカッコよく死ぬのがサミュエルだろうなあ、という定番なあたりをつけたら見事に裏切ってくれました。でもよく考えたら一番感情移入できる2人が生き残るわけで、中々よく出来ています。食い殺された中で、インコが一番かわいそうだった位だから(汗)。まあ、ヒロインは逃がしてしまった1匹分を既に勇敢に戦って感電死させていたので、あそこまでしなくてもとも思いましたが、考えてみたらあのサメたちの創造主ですもんね。…ところで私、ジョーズが6点どまりなんですよ、最後に決定的な張りぼてを見せてしまったことで。張りぼてって言うと怒るファンが多いんだけど、全体像を見せなくてもちゃんと絶妙な恐怖演出が出来ていたのに、最後の最後になんで張りぼてを見せちゃうんだろ…と子供心にも思ったから。やっぱり全体像を見せるならこの位の技術はないとね。ジョーズが優れた映画であることは確かであり、こういう「後発品」にあちらよりいい点つけるのを非常に後ろめたく感じつつ、7点献上。
【あっかっか】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2009-05-27 13:35:34)(良:2票) (笑:1票)
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