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私は1作目も8点をつけかけた(ブルース・キャンベルが変な使い方されてたので7点)けど、普通失敗も多い続編が1作目より評判いいと聞き、期待に胸を膨らませて鑑賞。いつも映画を観る時は期待は禁物と自分を律しているのですが(例え娯楽作品でもこれは基本!)、つい…。でもこれはちゃんと期待に応えてくれました!面白かった!!まずはやっぱりアクション・シーン、CGのレベルが上がって、派手に面白くなった。ドック・オクも、前作の悪役、(デフォーは良かったけど)グリーン・ゴブリンの造形があまりにダサダサだったので、それよりはかなり進歩していた。そんな娯楽映画としてのレベルアップを図りながら、丁寧なストーリー展開が実に好感がもてる。今回も「本当はいい人」である悪役しかり、「内省的いじいじヒーロー」スパイダーマンの描き方しかり。トビー君はこの内省ヒーローがほんとよく合ってる。スパイダーマンのキャラって原作もあんなだっていうけど、アメコミも中々奥が深そう。電車のシーンなんかホロッときちゃった、ああ娯楽作品なのにぃ。さて避けて通れないヒロインについてですが(笑)、MJのキャラが悪いのか、キルスティンが不評なのかって、まあ両方なんだけど、なんか擁護派も増えてきて嬉しいです。MJはあれでいいの、全く共感は出来ないけど、面白いから。実際こういう子いるもん、冷静に見てかわいいとは言えないのに、何故か自分はかわいいという絶対の自信があり、気が多く次々と彼氏を替えるような(何故か割にもてる)。多分恋する男にとって、実際より数倍素敵に見えるんだろうねえ。ま、とらえようによってはクソ女だけど、小さい時にお隣に越してきて天使に見えちゃった女の子が、そういう女だったって不運な男なのよ、ピーターは。この“個性的悪女なヒロイン”がスパイダーマンという作品をより面白くしているとも思うのですが、怒っちゃう人が多いのかなー。キルスティンに関して言えば微妙な容姿(?)で演技のスキルが高いので、この役があってるし、とても上手くこなしてますね。クソ女をちゃんと演じているんだから、もっと評価されていい。絶叫も上手(笑)だし。あ、あとキャンベルの使われ方は1作目よりも酷いんですが、もうこれでいいことにします。ライミ監督には死霊のはらわた4を撮ってもらおう。
【あっかっか】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-02-25 13:09:32)
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