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久々に鑑賞したらディレクターズ・カット版、ということでこちらに投稿。恐らく最後に観てから10年以上たつので、どこが違ったかよくわからず…ああ繭か。うーん、ここは可もなく不可もなし。さて、全体的に。子供の頃はエイリアンに襲撃されるところも怖かったが、「子エイリアンが腹から飛び出す」シーンと「白い液を出してぐちゃぐちゃになるアンドロイド乗組員」のシーンはもっと心臓バクバクだった。今観ると、きききーっと逃げていく子エイリアンが妙に可愛い(汗)。でも子供の頃は惑星上陸に反対した乗組員がいたのに法律や上下関係で強行されたとか、裏に「本社」の陰謀があってアンドロイドがそれを上手く誘導していたという背景がよく解ってなくて、いらんことしぃの自業自得的ストーリーと思っていたので、中々よく出来たお話だったのだと感心することしきり。理性的かつ勇敢ではあるが、まだ「健気」という形容詞が許されるシガニー・ウイーパーが初々しいですな。完全に筋肉ホラーになった続編より恐怖、絶望、孤独がどよどよ~っと描写されている本作の方が私は好み。とにかくSFホラーの金字塔であることは疑いないだろう。ケチをつけさせてもらうと、これは子供の頃も思ったことだが、エイリアンはちら見せの怖さが良いので、ヒトの被り物っぽい全身を見せられると思いっきりがっくり。頭部のアップなど、全体像がよく解らない絶妙のショットがとても怖かったのに。全身はあえて見せなくても良かったと思うのだが。
【あっかっか】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-08-29 17:42:24)
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