Menu
 > 作品
 > ニ行
 > 人間失格 太宰治と3人の女たち
 > 54dayoさんのレビュー
人間失格 太宰治と3人の女たち のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 人間失格 太宰治と3人の女たち
製作国
上映時間120分
劇場公開日 2019-09-13
ジャンルドラマ,ラブストーリー,伝記もの
レビュー情報
タイトルに「3人の女たち」と付けただけあって、ヒロインたちは三者三様の凄まじい存在感を放っている。それから監督の映像美に対する拘りも凄い。この作品は女優と監督、4人の女の映画だと言っても過言じゃないと思う。でもちょっと待ってほしい。これは太宰の映画である。太宰の魅力は、遊び人でダメ人間なのに、インテリで繊細なところ、生意気なのに気が弱くて自虐的なところ、そんな人の持つ振れ幅を小説の中に惜しげもなく披瀝して、読者に親近感や、自分自身を見たような錯覚を与える、そんなところじゃないかと思う。確かに斜陽や人間失格を書いた頃の、太宰の生活はこんな感じなんだろうなとは思う。でも、太宰文学の持つ魅力が、あまり映画に反映されてない気がする。そういう意味では、映画のテーマが太宰から少しずれている気がするのだが。
54dayoさん [インターネット(邦画)] 6点(2021-06-07 19:50:02)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 5.08点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
217.69%
317.69%
4215.38%
5538.46%
617.69%
7215.38%
817.69%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.59
このレビューの偏差値 53.64
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
人間失格 太宰治と3人の女たちのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS