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チェンジリング(2008) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 チェンジリング(2008)
製作国
上映時間142分
劇場公開日 2009-02-20
ジャンルドラマ,犯罪もの,ミステリー,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 いやー危うくこのすばらしい映画を見逃すところだった。こりゃ今年のベストワン候補だな。映画館でひさしぶりに嗚咽を聞いた。すげー映画。
実の子が神隠しにあい、しかも警察から赤の他人を子供だといって無理矢理押しつけられるという、アメリカ版おしん(おばん)の如く苛められる主人公役を、てっきり色物な人だとばかり思っていたアンジェリーナ・ジョリーが思いきり好演技。見つかったの報せに泣きじゃくるシーンは大竹しのぶかと思ったが、職場では凛とし、裁判所ではか弱く、めりはりがとてもよい。そんなジョリーを苛める警部役もこちらが本当に殺意を覚えるほどの名演で、おかげで後半いかにもアメリカらしいやり方で一気に汚名を払拭していくシーンでは、すさまじいほどのカタルシスを満喫できる。事実にしたがったとはいえ、ありきたりのハッピーエンドじゃないところもいいし。
んで、5年後に見つかった子供が、なぜ今になって名乗り出てきたのか、その理由がまた泣かせる。「母と子の絆」なんぞというテーマをここまで堂々と貫き通せる監督が現在他にいるだろうか。まさかここまで巨匠になっちまうとはなあ。
本当にいいので、未見の方はまだ映画館でやってるうちにぜひ駆けつけをば。某黄色いバッジの映画なんて全然見なくていいから。

アンギラスさん [映画館(字幕)] 10点(2009-03-30 01:37:32)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 206件
作品の平均点 7.63点
作品の点数分布
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320.97%
410.49%
5104.85%
62612.62%
74622.33%
87234.95%
93316.02%
10167.77%
作品の標準偏差 1.35
このレビューの偏差値 63.07
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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