タイトル名	レディ・プレイヤー1
製作国	米
上映時間	140分
劇場公開日	2018-04-20
ジャンル	アクション,ＳＦ,アドベンチャー,小説の映画化

《ネタバレ》　　この圧倒的な才能は、見事なまでに「見て快いもの」だけを峻別し、つなぎ合わせて魅せてくれる。

　【ネタバレ】

　悪いが「ブレードランナー2049」あたりの、不愉快なものをほぼナマで見せてしまう監督とは
真逆なのである。しかしそれは時に虚しい。
　
　なぜならバーチャルでつかむ幸せは、現実ではない、という真実を覆い隠してしまうからだ。
　幸せになれたとしても、それは宝くじ並みの確率でしかない。
　この映画をまともに解釈すれば、そんなふうになってしまう。
　見た目の快楽はごまかしじゃねーか。
　普通の人はそう気づくはずだが、それに対するエクスキューズはなく、放置のままである。
　
　その点、マンガではあるが「いぬやしき」ラストシーンでの、「僕は夢を実現するために機械に
　なったんだ」とかいう叫びは、かなりいい線いっていると思う。
　ぜひハリウッドに輸出して、まともな監督に映画化してもらいたいと思う。
　
　未来は悪いことばかりではない、と思う。

作品のレビュー数	100件
作品の平均点	7.01点
作品の点数分布	0 0 0.00％ 1 0 0.00％ 2 0 0.00％ 3 3 3.00％ 4 3 3.00％ 5 8 8.00％ 6 21 21.00％ 7 25 25.00％ 8 25 25.00％ 9 11 11.00％ 10 4 4.00％
作品の標準偏差	1.53
このレビューの偏差値	45.67 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値