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《ネタバレ》 パラレルワールドを楽しめない人にはまったくついていけないかも。
雰囲気自体が日本映画として異質だから。かなり舞台でしか今までやらなかったような雰囲気。 日本のお話なのに、ヤクザがマフィアチックだったり、町並みも古いヨーロッパ風だったり、おおよそ映像に具現化しても、どうなんだろう?という雰囲気。 こういうのって、平気でジャンバルジャンを日本人が演じてしまう舞台人にしかない発想なのかもなぁ。 でも、シナリオの造り方は日本屈指の構造なんだよ。少なくとも「有頂天ホテル」よりは、映画としてというか、かなり話に引き込まれた。「ラヂオの時間」ほど引き込まれはしなかったけど。 落語に似た世界かも。 映画じゃないとバレてから話がだれてしまったのは、それだけ佐藤浩市さんの演技が素晴らしかったからだと思う。 「これ、ひょっとして映画じゃねぇな」 この映画を楽しめた人には、このシーンが最高の見せ場だったし、 この映画を楽しめなかった人に向けられたメッセージなのかもしれない。 【バニーボーイ】さん [地上波(邦画)] 7点(2009-10-06 08:17:20)(良:1票)
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