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バルカン超特急(1938) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 バルカン超特急(1938)
製作国
上映時間98分
劇場公開日 1976-11-13
ジャンルドラマ,サスペンス,モノクロ映画,ミステリー,小説の映画化,スパイもの
レビュー情報
《ネタバレ》 ヒッチコック監督作品で1本選べと言われたら、私なら迷わずこれ。私がミステリに必要不可欠な要素だと思っている「ユーモア」がふんだんに盛り込まれ、なんとも楽しい作になっています。特にイギリス人2人の使い方が良く、ちょっと自虐的な描き方にも思えますが、最後のオチまで愉快です。あと、暗号が歌になっているという秘密自体おかしいのですが、銃撃戦を横目にその歌を教えているあたりは爆笑もの。実にトボケた情景で、製作者側の余裕を感じられます。ほか、窓に書いた文字や紅茶の包み紙も、視覚に訴える文字通り「見(魅)せる」名シーンでしょう。

最初に見たときは、序盤のホテルのパートがつまらなかったのですが、再見すると主要人物をうまく紹介していることがわかります。ただ、主人公が誰なのかわかりにくいため、面白みが感じられないのでしょう。あと、弁護士とその愛人はユーモラスな部分がなくちょっと浮いた存在ですが、この弁護士が白旗を揚げながら撃たれるあたり、当時の情勢を反映しているようです。

そういう部分もあるものの、基本はお気楽に楽しめる娯楽作です。テンポがのんびりしていることもあって、古き佳き時代のサスペンスと言えるでしょう。(レビュー1000本目)
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2020-04-29 20:20:06)
その他情報
作品のレビュー数 71件
作品の平均点 7.08点
作品の点数分布
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100.00%
200.00%
300.00%
434.23%
579.86%
61318.31%
71926.76%
82028.17%
957.04%
1045.63%
作品の標準偏差 1.42
このレビューの偏差値 64.43
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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