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サイコ(1960) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 サイコ(1960)
製作国
上映時間109分
劇場公開日 1960-09-04
ジャンルホラー,サスペンス,シリーズもの,モノクロ映画,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 この映画ではシャワールームや最後の地下室のシーンが話題になりますが、今回見て面白かったのは、マリオンが逃亡中社長に見られちゃうところから、ベイツ・モーテルにたどり着くまでです。特にあのグラサン警官の撮り方といったら、もう絶品。ヒッチコックの巧さが十分堪能できます。雨が降る中、口をひん曲げながら運転するジャネット・リーも、ナーバスな犯罪者の様子をよく表しています。後半はややトーンダウンするのですが、その代わり話をバンバン先に進めてしまうのも、いいやり方だと思います。
怖いかどうかで意見が分かれているようですが、これは見終わってから怖くなるタイプですね。ちょっと変わっているものの、一見すると人畜無害な青年であるノーマンが、実はサイコな殺人者であったということ。異常な人間が正常な人間に紛れて、自分の隣にいるかもしれないという恐怖があります。だからこそ、この映画を見たあとシャワーを使うと、たとえ自宅であっても後ろを気にしてしまうわけです。そういう理性に訴えかける恐怖なので、エモーショナルなものを期待したら、当てが外れるでしょう。物陰に隠れていきなり脅かすような、お化け屋敷ふうの恐怖を描いているわけではないのです。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-09-10 20:17:55)(良:3票)
その他情報
作品のレビュー数 273件
作品の平均点 7.77点
作品の点数分布
000.00%
110.37%
210.37%
320.73%
420.73%
5145.13%
63111.36%
75520.15%
86925.27%
96824.91%
103010.99%
作品の標準偏差 1.54
このレビューの偏差値 50.96
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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