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《ネタバレ》 場面があっちへ行ったりこっちへ行ったりで落ち着かない。そのためもあってか、序盤はかなり退屈。監督は芸術作品として撮ろうと思っているのかもしれませんが、むしろマイナスであると感じました。ロストロポーヴィチへのインタビューあたりは面白かった。作曲家の比較など、興味ある話が聞けました。後半は、小澤征爾とのペンデレツキ作品初演と、妻のヴィシネフスカヤのレッスン風景を交互に映しているあたりがハイライトか。たしかに最初は面白かったが、だんだんと飽きてきました。ここでは、レッスンを受けている生徒ではなくヴィシネフスカヤばかりを撮っていたのが面白い。まあ実際、生徒よりも先生の表情の方がよかったです。2人の若い頃の話もあってそれなりに見せますが、全般的に掘り下げが浅いなぁという印象です。どうも監督が撮りたいのはロストロポーヴィチとヴィシネフスカヤではなく、「自分がこの2人をどう見ているか」ということではないかと感じました。
ところでこの映画、第1部と第2部に分かれています。もしかしたらもともとテレビ番組だったのでしょうか? 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-07-19 20:01:58)
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