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ひばり捕物帖 かんざし小判 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ひばり捕物帖 かんざし小判
製作国
上映時間85分
劇場公開日 1958-04-01
ジャンルコメディ,時代劇,シリーズもの
レビュー情報
《ネタバレ》 本作でのひばりの役回りは、女目明かし・阿部川町のお七。彼女が事件を解決するために、あれやこれやと変装しての潜入捜査。しかもその実体は老中阿部伊予守の妹・妙姫ときては、元ネタが『多羅尾伴内』じゃないかと思われてきます。その辺の真偽は不明ですが、この映画ではひばりの七変化が見どころ。お座敷で舞を披露したり、大詰めでは歌舞伎の弁慶役で見得を切ったり、さらにはその衣装のまま殺陣に臨んだりと、彼女の芸達者ぶりが堪能できます。ホントにこの方は、たいした人だったんですね。
しかしそれ以外はかなり低調で、事件の真相が他愛ないのはまあいいとして、とにかく全体に五月蠅すぎ。東千代之介はことあるごとに「うるさい!」と怒鳴るのですが、当の本人がいちばんうるさいって。とにかくほとんどの台詞を、話すというよりは怒鳴り散らしている。どうもこの人には合わないように思います。お七の子分は堺駿二で、この人も十分面白いと思うのですが、ここではバタバタするだけで魅力が出ていません。本作はコメディの線を狙っているようですが、その味が出ていないのです。また、五郎八が悪人を追っている間に、お七と兵馬で呑みに行くというのもいかがなものか。ひばりファンでないのなら、かなりキツイ映画でしょう。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-04-22 22:20:01)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 3.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 2.00
このレビューの偏差値 55.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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