Menu
 > 作品
 > タ行
 > 暖流(1957)
 > アングロファイルさんのレビュー
暖流(1957) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 暖流(1957)
製作国
上映時間94分
ジャンルドラマ,ラブストーリー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 なんというか、ヘンな映画。みんな早口でしゃべって、ハイテンションなのに台詞が棒読み。左幸子はあっちこっちに動くというか、ほとんど踊っているし。どう見たらいいのかよくわからなかったのですが、途中から「これはコメディだ」と思うことにしました。船越英二の長男なんかは、最初からその線を狙っていますが。しかしそれ以外の人物も、病院の実権を握ろうとしたり、とにかく金と権力にとりつかれている。そのあたりをブラック・ユーモアで風刺した……つもりなのかもしれませんが、いかんせん面白くない。笑えないし、風刺になっているのかどうかも不明です。
後半は主要人物3人(笹島も加えれば4人)による恋のさや当てですが、恋愛といえば感情ほとばしるはずなのに、なにしろ台詞が棒読みですから、全然感情がこもらない。勝手に離れたりくっついたりしているという案配で、見ているこちらはどうでもよくなります。置いてけぼりですね。正直、監督はやる気があったのかなぁとさえ思えてきます。
ところで、題名が『暖流』というのが謎ですが、調べてみると暖流は「周囲の空気を暖め、自身は冷えていく」という性質があるようです。言われてみれば、病院の改革に乗り出した日匹には、そういうところがありますね。そう考えれば納得です。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-03-01 20:03:31)
その他情報
作品のレビュー数 5件
作品の平均点 6.20点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4120.00%
5120.00%
6120.00%
7120.00%
800.00%
9120.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.72
このレビューの偏差値 45.95
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
暖流(1957)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS