Menu
 > 作品
 > ナ行
 > 渚にて
 > アングロファイルさんのレビュー
渚にて のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 渚にて
製作国
上映時間134分
劇場公開日 1960-02-10
ジャンルドラマ,SF,戦争もの,モノクロ映画,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 非常に真面目に作られた反核映画で、全編リアルな演出に徹したのが効いています。力作だとは思いますが、見終わると疑問が。
放射能の影響による“死”を扱っている割には、死体がひとつも出てこない。まったく無人のサンフランシスコという図は、これはこれなりに恐怖感を抱かせるわけですが、猫の子一匹死体がないとはどういうことか。放射能汚染で突然死ぬわけではあるまいし、パニックになって暴動や略奪が起こりそうなものですが、そういった形跡もなし。まあ、作品全体の雰囲気と合わないのかもしれませんが、あまりにも静かすぎます。
核戦争が「愚かな人間」によって引き起こされたのなら、愚かであることを感じさせてくれなければ、なるほどと納得できません。どうも、あまりにも綺麗事すぎるんじゃないかと思います。結局のところ、「アメリカ人が作った反核映画」はこんなものか、という気がします。いい映画だとは思いますが、傑作とは言えません。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-09-01 20:44:50)
その他情報
作品のレビュー数 39件
作品の平均点 6.26点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
312.56%
4512.82%
5615.38%
6615.38%
71435.90%
8615.38%
912.56%
1000.00%
作品の標準偏差 1.43
このレビューの偏差値 53.65
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
渚にてのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS