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新幹線大爆破(1975) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 新幹線大爆破(1975)
製作国
上映時間153分
劇場公開日 1975-07-05
ジャンルアクション,サスペンス,犯罪もの,パニックもの
レビュー情報
《ネタバレ》 この頃の日本映画は外国映画の後追い企画が多く、これもパニック映画の映画の影響があると思っていました。しかし実際に見てみると、災害ではなく犯罪を扱っているため、どちらかというとサスペンスの要素が強い。製作当時ヒットしなかったのは、見る側の期待したものとは違っていたことが原因かもしれません。キネマ旬報ベスト10にも選ばれているし、決して評価が低かったわけではないようです。

とはいえ、サスペンスとして出来がいいかというと、そうとも言えません。「無理やり話を引き延ばす」ご都合主義で不自然な展開が多く、これでは見ていてサスペンスが持続しません。犯人側のドラマも、ない方がかえってスッキリしたでしょう。終盤での警察や国鉄をめぐるゴタゴタも含め、松本清張が喜びそうな「社会批判」を強く出したため、かえって白けました。新幹線のシステムの裏を突くというのはよかったですが。そんなこともあってか、これは映画よりもテレビ向きなんじゃないかと思います。内容的にも、わざわざ映画館まで足を運んで金を払ってみるほどではなく、テレビ画面での鑑賞で十分でしょう。今回もテレビで見ての評価なので、劇場で見たらこんなデタラメな話を高く評価できるものではありません。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-03-06 17:30:03)
その他情報
作品のレビュー数 133件
作品の平均点 7.38点
作品の点数分布
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62115.79%
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10107.52%
作品の標準偏差 1.55
このレビューの偏差値 48.43
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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