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戦争と平和(1965-1967) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 戦争と平和(1965-1967)
製作国ソ連
上映時間424分
ジャンルドラマ,戦争もの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 原作は読みましたが、ほとんど忘れていて、途中から展開が全然読めません。とりあえず覚えているあたり(第2部)までは普通に見られました。が、後半は単調でどうにも飽きてしまいました。演出面でもなかなか興味深いところがあったのですが、後半になるとワンパターンに思えてきます。飛行機での撮影やカメラを延々横に動かしていく手法は、ちょっとしつこい。また、特に第4部では展開が早く、たとえばなぜナポレオン軍が撤退したのか、あれではよくわからないでしょう。原作が有名なので端折ったのかもしれませんが、ロシア人ならともかく、なじみのない人には不親切に感じられます。
大人数のエキストラを使っての戦闘シーンは、迫力があって見ごたえがありました。しかし先にも書いたとおり、同じことの繰り返しで飽きてきます。戦争の悲惨さはよく描けていたと思います。エキストラといえば、舞踏会など社交界の場面もすばらしかったです。原作では、物語の合間に作者の論考が度々はさまれています。そうしたところも映画に取り入れていましたが、ちょっと食い足りない気もしました。
キャストでは、なんといってもピエール役のセルゲイ・ボンダルチュク。イメージにぴったりです。ナターシャ役のリュドミラ・サベーリエワも素敵。それ以外の出演者も、原作の人間像を大切にした配役だったと思います。
力作ですし、立派な映画だと思いますが、それだけに後半失速したのが残念。戦闘場面など見せる要素はいいのですが、思想的な点ではやはり原作にはかなわないでしょう。ということで、少々辛めの点数をつけておきます。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-10-08 21:44:23)
その他情報
作品のレビュー数 11件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
019.09%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6218.18%
7218.18%
8436.36%
919.09%
1019.09%
作品の標準偏差 2.49
このレビューの偏差値 48.38
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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