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《ネタバレ》 こう言うのも何ですが、日本にもシェイクスピアに比肩するような悲劇があったことは欣快。ちょっとした間違いから、坂を転がるように事態が悪くなっていくさまは、悲劇の王道です。ただ、通常の悲劇は前提として恋愛があって始まるのですが、これは話の進行とともに愛が結ばれていくのが珍しい。まあ、お玉の茂兵衛への想いとかもあるわけですが。後半のおさん茂兵衛には、抑えていたものが一気にあふれ出す激しさがあります。大経師の悪役ぶりと、凋落する展開もすばらしい。構図がどうこうとかいう難しいことはわかりませんし、特に美しいとも思わなかったのですが、不要なものをそぎ落としたかのようなシンプルな画面はよかったと思います。
ラスト、馬上のおさんがほほえんでいたように見えたのですが、見間違いではないですよね?…… 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-08-07 20:37:02)
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