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沓掛時次郎 遊侠一匹 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 沓掛時次郎 遊侠一匹
製作国
上映時間90分
劇場公開日 1966-04-01
ジャンルドラマ,時代劇,ヤクザ・マフィア,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 『関の彌太ッぺ』、『瞼の母』と共に、長谷川伸原作・中村錦之助主演の時代劇。三本の中では、これが一番よかったように思います。とりあえず、話がわかりやすい。前半の朝吉とのエピソードにしろ、後半の三蔵とのやりとりから始まるエピソードにしろ、浮世の渡世でままならないことにがんじがらめにされ、それでもなんとか懸命に生きようとする者の哀感が十分出ていました。ただ、難病ものはちょっと苦手なんですが。それにしても、最後までの「耐え」があるから、あの刀を投げ捨てるラストが非常に気分よく、また泣かせる要因でもあります。加藤泰の演出も見ごたえあり。もうこんな義理と人情と仁義が生きている世界は存在しないのかもしれませんが、それだけにいっそう貴重でしょう。私は基本的にヤクザやマフィアの映画は嫌いなんですが、こういう組織より個人に焦点を当てたドラマには、見るべきものがあると思います。
アングロファイルさん [地上波(邦画)] 8点(2014-06-29 10:56:36)
その他情報
作品のレビュー数 16件
作品の平均点 7.38点
作品の点数分布
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516.25%
6318.75%
7743.75%
816.25%
9212.50%
10212.50%
作品の標準偏差 1.41
このレビューの偏差値 53.15
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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