Menu
 > 作品
 > ラ行
 > ライアンの娘
 > アングロファイルさんのレビュー
ライアンの娘 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ライアンの娘
製作国
上映時間195分
劇場公開日 1971-04-24
ジャンルドラマ,ラブストーリー
レビュー情報
《ネタバレ》 いやまったく、見ごたえのある作品でした。特に撮影が素晴らしく、美しい風景を堪能しました。モーリス・ジャールの音楽も美しい。あと、画面外の音を頻繁に使った演出がおみごとで、ここは特に感心しました。

物語としては、古いコミュニティである田舎町の偏狭さ、一つのことにとりつかれた集団の恐ろしさがよく出ています。これについては「ライアンの娘」という題名そのものが技ありというか、これだけをとっても奥深いものを感じさせます。マイケルはシェイクスピアなどの道化の影響があるのかもしれませんが、私もシェイクスピアに関しては詳しくないのでよくわかりません。しかし、そういう方面から考察してみると、また面白いかもしれません。ほかにも、チャールズがベートーヴェン好きで最後まで蓄音機は手放さないとか、なかなか用意周到な人物配置で、こういったところから重厚さが現れているのかもしれません。

以前から関心があって一度見てみたかったのですが、劇場で鑑賞できたのは幸いでした。こちらの予想を上回るみごとなできで、たいへん満足できました。
アングロファイルさん [映画館(字幕)] 9点(2015-07-07 21:41:06)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 27件
作品の平均点 8.26点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
513.70%
627.41%
7414.81%
8622.22%
91037.04%
10414.81%
作品の標準偏差 1.29
このレビューの偏差値 54.43
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ライアンの娘のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS