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《ネタバレ》 これねー。話としてはいいと思うのですよ。特に原田芳雄のエプロン劇場とか、終盤のジャンケンとか。しかしいかんせん、舞台を意識しすぎ。台詞回しも舞台ならいいですが、映画でああいう風にしゃべると不自然です。個人的に舞台劇の映画化は好きなのですが、これはもう少し考えてほしかったところ。舞台風の映画であっても、『十二人の怒れる男』のような傑作もあるわけですし、本作はやはり演出のまずさが出てしまったと言わざるを得ません。惜しいです。井上ひさしはこの映画化について、「世界中の人に見てもらえるようになった」と言って喜んでいたそうです。そういう意義はあるものの、舞台人の自己満足でしょう。
【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-12-01 19:30:21)
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